【ブランド】イッセイミヤケの研究チーム「リアリティ・ラボ」- 社会とデザインを繋ぐクリエーション

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2013年11月11日(月)、イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)の「REALITY LAB. ISSEY MIYAKE(リアリティラボ イッセイ ミヤケ)」が青山FROM-1st.にオープンしたこの店舗では、研究チーム「リアリティラボ」が手掛けるアイテムが並ぶが、一体その商品とはどんなものなのだろうか

リアリティラボとは、デザイナー三宅一生が率いる11人の研究開発チーム2007年にスタートし、「社会とデザインの密接な実現化」をテーマに研究開発を行い、アップサイクルをベースに「132 5. ISSEY MIYAKE」、「陰翳 IN-EI イッセイ ミヤケ」で革新的なモノづくりを発表してきたまた今回のショップのオープンと同時にスタートしたブランド「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」でも研究の技術を活かしている

 

新ブランド「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」は、ブランドが持つ大きな魅力のひとつである、プリーツ加工をもとに、男性たちに新しい日常着を提案する男性が着用するため、素材には厚みのあるテキスタイルを採用一定幅で規則性がある、肌に密着しない工夫を行ったプリーツは、汗を素早く吸収し乾燥させる「吸汗速乾」素材を使用した男性の体の動きに合わせて、縫製後にプリーツ加工し、動きやすく気楽な着心地を実現トップス、パンツ、ジャケットなどが展開され、ライトグレー、ダークグレー、ブルー、ブラックの4色今後はカーキやネイビーも追加される

 

「132 5. ISSEY MIYAKE」は2010年11月に本ショップの同じ青山FROM-1st.内に店舗を構え3年がたつ同ブランドは三宅一生を中心としたリアリティラボチームのメンバーで日本各地の産地を訪れ、社会問題と向き合うデザインを追求したことから始まったファッションでエコロジーを考えると、体に優しいオーガニックな素材をイメージするが、リアリティラボチームが着目したのは「再生ポリエステル」という固い素材スーパー コピー 安心この素材をもとに、アルゴリズムの研究学者と協働で新たな服づくりに取り組んだ 独特の強いハリ感を活かして作られた立体的な服は、2次元に折り畳むことができ、切り込み線の位置を変えることで、シャツ、スカート、ワンピース、パンツへと姿を変える同じ折り目でも、その大きさを変えると、着用した際に異なるフォルムになることも特徴だ「一枚の布から服をつくる」というブランド のコンセプトに沿った画期的な服は、レディースのほか、新たに新店舗でメンズも展開される

 

照明器具の「陰翳 IN-EI イッセイ ミヤケ」では、谷崎潤一朗のエッセイ「陰翳礼讃」で語られる、影に対する日本の伝統的な美意識をデザインのヒントに、雌鶏(メンドリ)、土竜(モグラ)、蝸牛(カタツムリ)といった愛らしいネーミングの商品を生み出したグッドデザイン金賞にも輝いたこの照明器具には、ペットボトル再生繊維100%の素材をシェードに使用独自のシワ加工で強度と堅牢性を備えたシェードは、折り込まれた造形が、螺旋状に回転しながら立体となり、彫像的なフォルムへと姿を変える一見繊細なシェードは、ハリのある素材でその形状を美しく保ち、影の魅力を充分に活かした仄かな明かりを生活空間に与える

その他にもリアリティラボチームでは、宮城県にある工房の「白石和紙」を用いた服や、東北の背負縄やわらじに使われた紙縒(こより)糸を持ち手に取り入れたバッグ「RENJAKU BAG」なども展開チームは東日本大震災が起こったことから″日本のモノづくり″に貢献したいという想いがより強まり、東北地方で培われた生活の知恵や工夫、伝統的な手法を活かした商品を提案した

【ショップ情報】
REALITY LAB. ISSEY MIYAKE
東京都港区南青山5-3-10 FROM-1st.
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